特定の誰かに限った話ではなく、アイドルの言うことはあまり間に受けないようにしていました。
だって、言葉だけならいくらだってどうにでもなるじゃないですか。私たちは、全部を見れているわけではないのだから。
情けないことに、この1年間ほど、悪い想像をたくさんしてしまいました。勝手に考えては勝手に落ち込む。その繰り返し。
2023年6月の個人インスタライブで、薮くんがこれからの目標について聞かれて「ずっとHey! Say! JUMPでいること」と答えていたことがとても印象的でしたが、それ以降、この言葉に縋りたくて仕方なくなってしまいました。
何があっても薮くんの「味方」でいられるのか?
「キミノミカタ」を聴きながら自問自答しても、自信を持って答えを言い切ることができませんでした。
LIVE TOUR 2023-2024「PULL UP!」福岡公演最終日を経た今冷静に考えると、何を考えていたんだ自分は、と思う。結果的に、コンサートの1曲目が「サンダーソニア」だったのが全てなのでは、と。
薮くんのことが好き。
Hey! Say! JUMPというグループが好き。
Hey! Say! JUMPにいる薮くんが、一番好き。
薮くんにはHey! Say! JUMPのメンバーでいてほしい。この温かい輪の中にい続けてほしい。
このツアーで何度も思ったけれど、そんなのもしかしたら、ファンの一方的な思いかもしれない。
そう考えていたら、声高らかに主張することができなくて。
アイドルの意志を尊重した、「良いファン」でいたかったんだと思う。なれるわけないのに。
だから、アンコールで薮くんが涙ながらに紡いだ言葉は、この先ずっと忘れません。
「この仕事をしていてよかったと思うことはたくさんあるけど、一番はこのメンバーに会えたこと」
アイドルは私たちファンに、嬉しい言葉をたくさん投げてくれる。だってアイドルだもの。さすが。それくらいの軽いスタンスでいようとしていました。
都合のいい耳だった、とかでは絶対にない。薮くんのこの言葉を聞いたとき、ああこれは紛れもなく本心だ、と、すんなり信じることができたのです。
私は、この言葉が一番欲しかったんです。
なんというか、「通じ合う」というか、パズルのピースがぴったりとハマるかのような感覚というか。
応援しているアイドルが、ファンの望む形を「良かったこと」だと言ってくれる。アイドルのファンをしていて、こんな幸せある?
実際問題、何が起こるかわからないわけで。
色々あるじゃないですか。周りの状況は個人の意志関係なく目まぐるしく動いて、私たちは人間で。世の中に「絶対」はないわけで。
福岡最終公演のアンコールで薮くんが泣いた時、ものすごくびっくりしたんですよ。
アンコールの「Sing-along」、薮くんは一瞬笑ったように見えて、その後手で顔を隠して、そのまま歌えなくなって。自分の目を疑ったし、しばらく何が起こっているか理解できなかった。だって、まさか薮くんがコンサートで泣くなんて思わなくて。
私なんてちっぽけなファンですが、びっくりした人がいたということが、薮くんがアイドルとしての美学を貫いてきた、一つの結果なのではないでしょうか。
この22年間、嬉しいことや楽しいこと、腹立たしいことや悲しいこと、色んなことを考えながらアイドル人生を送ってきたことでしょう。
でも、ステージに立つ薮くんからは、いつもそんなこと微塵も感じません。薮くんは私たちファンに、「幸せ」という感情だけを与えてくれます。
この人はステージの神様に愛された、信頼すべきアイドルなのだと思ったのです。
「絶対」は無いし、見えないものもたくさんあるけれど、もはや信じるべきことはこれだけで十分なのだと。
心から、薮宏太さんというアイドルに出会えてよかったと思う。この「PULL UP!」で黄緑色の光の一つになることができて、本当によかった。
『どんな未来が待ってたって そう
もっと君の笑顔見たいんだ』*1
薮宏太さん、34歳のお誕生日おめでとうございます。
大袈裟でも何でもなく、薮くんは私の希望そのものです。
アイドルでい続けてくれて、Hey! Say! JUMPでいてくれて、私たちファンをたくさん幸せにしてくれてありがとうございます。
どうか、薮くんの選んだこの道が、これからも素晴らしいものになりますように。
微力ながら、私もそのために薮くんの味方でい続け、力の限りを尽くしたいと思っています。
34歳の1年間も、心身ともに健やかな毎日を過ごせますようお祈り申し上げます。